・瓦屋根
瓦屋根の屋根点検に関しては、まず瓦屋根に登って目視で棟のズレ・棟番線のズレ・瓦のひび割れが起こっていないかどうか確認します。
そして平部の瓦のズレを確認します。
その際には瓦を横から眺めてみて水平ラインが出ているかどうか確認しましょう。
次に瓦の形状を確認します。
自分の家の瓦の規格をしっかりと把握するために大きさ・形状・色といった部分を確認します。
そして瓦が何によって固定されているのかを点検します。
瓦を持ち上げて確認するのですが、導線吊り・鉄クギ・亜鉛クギ・黄銅クギ・ステンレスクギと言うように様々な種類があります。
その次は下地を確認します。
下地が木なのかどうか、ルーフィングの状態はどうなっているのかということを点検します。
ここまでが瓦屋根の屋根点検方法となっており、ルーフィングの損傷が激しい場合は葺き替えすることをおすすめします。
・スレート屋根
瓦屋根と同様にスレート屋根に登ってまずは全体を目視で確認します。
その際に重点的に見なくてはいけない点として挙げられるのはスレートが欠けていないか・割れていないかを点検します。
次は塗装の状態について確認します。
過去に塗装されているのかどうか・色の抜け具合・塗膜の状態について点検しましょう。
そして棟包みの下地の状態について点検します。
クギがしっかりと刺さっているのかどうか・腐食していないかどうかということについて重点的に点検します。
以上でスレート屋根の屋根点検については完了となります。
スレート屋根がちょっと欠けているくらいではそんなに気にする必要はありませんが、複数枚の瓦が割れてしまっている場合はスレートの交換を行うことをおすすめしています。
・トタン屋根
上記の瓦屋根・スレート屋根と同様にまず最初は屋根に登って目視で全体を確認します。
この際に重点的に点検するべきポイントとして、トタン屋根の錆・穴が空いてしまう・棟包みのクギが抜けていないかどうかチェックします。
次に塗装の状態について確認しましょう。
そしてそのあとに屋根の下地の状態についてチェックします。
トタン屋根の屋根の上を実際に自分の足で歩いてみて、ギシギシとする部分がないかどうか確認します。
この際に注意しなくてはいけないこととして、緩勾配屋根の場合は結露が原因となって下地が傷付いてしまっている場合がありますので入念にトタン屋根の上を歩いて確認するようにしましょう。
これでトタン屋根の屋根点検に関しては完了となっています。
ですが錆が出てしまっている場合に関しては注意が必要になっていまして、早急に塗装を行うことをおすすめします。
塗装に関しては基本的に安価で済みますし、早急行うことによって塗装の際に浮いている錆を落とすのですが、広い面積になると困難ですので早い段階がおすすめです。