■床下防湿シートを使用する土壌から生じる水蒸気や湿気を防止する対策として防湿シートを使用するという事が挙げられます。
防湿シートは床に敷く事になりますがコンクリートの建物の場合はコンクリートの下に
敷くことになります。
厚さや素材によって様々な種類がありますが一般的に使用されているものは
厚さが0.1~0.2㎜のポリエチレンやEVA樹脂でできた物になります。
床全面に施工する必要があるため、面積が大きいと費用が高くなってしまいます。
■床下調湿材を使用する
上記の防湿シートよりもっと徹底的に湿気をなくしたいという場合は、床下調湿材を
オススメします。床下調湿材は湿気が多い時には吸収し、乾燥している場合は湿気を排出する事の
できる、とても優れたアイテムになります。
繰り返し吸放湿できるため、長い期間効果を期待する事ができます。
主に使用されているのはゼオライトの石系や木炭などの炭系です。
直接地面に敷くものや、不織布の袋に3~4㎏ずつ詰めたものを敷く2つの方法があります。
■床下換気扇をうまく活用する
換気口が確保できない場合や、通風が良くない場合にオススメなのが
床下換気扇です。床下に溜まった湿気と空気を強制的に外に出し新しい新鮮な空気を取り入れ
床下の温度を下げる事ができます。
長期的に使用する事はありませんが、一時的な床下の湿気対策として活用できるでしょう。
■防湿皮膜形成工法
防湿皮膜形成工法はより硬い防湿皮膜を形成する工法です。
処理層には防蟻剤が含まれているため、シロアリの被害を防ぐ箏ができます。
土壌からの湿気を抑えて床下に生じるカビや腐敗を抑制するための工法になります。
シロアリの被害にお悩みの方は、シロアリも防げて湿気対策にもなる
防湿皮膜形成工法の取り入れを検討してみると良いでしょう。