草津市の方へ、屋根を塗替えたのに雨漏り?
スレートと呼ばれる屋根材は、軽くデザインも豊富だったため、多くの住宅に普及しました。
スレート自体は吸水しやすい素材である上、耐用年数が20年程度と比較的短いため、7~10年程度で塗り替えが必要になります。
ただ、スレートの塗り替えは施工方法が悪いと雨漏りの原因になってしまうことがあるので紹介します。
なぜ塗り替えたばかりのスレート屋根が雨漏りするの?
スレート屋根を塗り替えたばかりなのに、雨漏りがしたり、部屋がじめじめしたりすることがあります。
もし、このような現象が発生したら、縁切りがしっかり行われなかった可能性があります。
新品のスレートには塗装されており、職人さんが屋根に釘などで固定します。
経年劣化によりスレートの塗装に色あせやチョーキング現象が発生してしまうと、スレートが雨水を吸って、反りなどが発生します。
スレ―トが雨水を吸わないようにするために新築から7~10年程度で塗り替えを行います。
スレートを配置した屋根は、雨水を排水するためにスレートとスレートに隙間が設けられています。
塗り替えによってスレートとスレートの隙間に塗料が入り込んでしまうと、雨漏りの原因になります。
ただ、塗り替えによってスレートとスレートの隙間に塗料が入り込んでしまっても、縁切りという作業を行えば、隙間を再び確保することが可能。
縁切りをしっかり行っていれば、雨漏りが発生することはないので安心して下さい。
縁切りとは、塗料で固着したスレートとスレートを切り離す作業です。
縁切りには手作業とタスペーサーの二通りの方法あるので紹介します。
手作業による縁切りは、スレート屋根に塗料を塗った後に、スクレイパーやカッターなどでスレートとスレートの間に切り込みを入れます。この作業は屋根(80㎡)の場合、2人で行って8時間程度かかる作業なので大変です。
スレート一枚一枚に切り込みを入れるため、関係ない部分の塗装まで剥がれてしまったり、塗装に傷をつけてしまったりすることがあります。
また、塗装が完全に乾かないうちに切り込みを入れてしまうと、乾燥した際に切り込みが塞がってしまうことがあり、雨漏りの原因になります。
タスペーサーによる縁切りは、スレート屋根に下塗りを行った後に、スレートとスレートの間にタスペーサーを挿入します。タスペーサーを使うため、手作業の縁切りにように関係ない部分の塗装まで剥がれてしまったり、塗装に傷をつけてしまったりすることがありません。
タスペーサーを使ったスレートの塗り替えは、高圧洗浄、下塗り、タスペーサーの挿入、中塗り・上塗りといった手順で行います。まず、屋根に付着したゴミや汚れ、傷んだ塗料を除去するために高圧洗浄を行い、乾燥させた後に下塗りを行います。
次に下塗りが完全に乾いた後に、スレートとスレートのすき間にタスペーサーを挿入し縁切りを行います。
下塗りが完全に乾かないうちにタスペーサーを挿入してしまうと、タスペーサーが傷んでしまうので注意が必要です。
最後に、中塗り・上塗りを行いしっかり乾燥させれば、塗り替えは完了です。
縁切りで使うタスペーサーの大きさは縦が40mm、横が50mm程度となっています。
材質はポリカーボネイトで、通常のプラスチックより強いです。
スレート屋根(80㎡)の場合、タスペーサーを800個程度使います。
縁切りをしっかり行っていれば、雨漏りが発生することはないですが、塗装が完全に乾かないうちに切り込みを入れてしまうと、乾燥した際に切り込みが塞がってしまうことがあり、雨漏りの原因になります。
タスペーサーによる縁切りは、スレート屋根に下塗りを行った後に、スレートとスレートの間にタスペーサーを挿入するため、塗装が乾燥した際に切り込みが塞がってしまうことはありません。
縁切りは手作業にしろ、タスペーサーにしろ、しっかりした専門業者に依頼することで雨漏りの原因になることはありません。
草津市以外の方でも屋根に心配事がある方は街の屋根やさん びわ湖大橋店までお気軽にご相談ください。
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