石灰が主成分の漆喰は、雨水の浸入を防止する効果があるので、棟瓦と桟瓦の隙間を埋めるために使われています。
漆喰は棟部の葺き土の上から厚み1cm前後で塗布されていることが多いです。
漆喰は、雨水や雪などにより葺き土が流されないようにするための他に見た目にも綺麗に仕上げるために塗布されています。
漆喰にひび割れが発生することで葺き土との隙間ができて、漆喰と葺き土が密着していない状態で、雨や風に晒されることで、漆喰が剥がれます。
漆喰が剥がれてしまい、露出した葺き土が雨水に触れることで流れ出してしまい棟が崩れるなどの劣化の原因になります。