塩化ビニール製雨樋の中で一番多く使用されている材質になります。
太陽光には弱く変色してしまったり劣化してしまい破損してしまうのが
デメリットですが軽量で組立も簡単、そして安価な事から一番普及されています。
最近の物は耐久性も良くなってきていますが10年前後でヒビ割れが発生する可能性があります。
合成樹脂製
見た感じはほぼ塩化ビニール製と変わりませんが紫外線による劣化を防ぐ為に
樹脂の表面に処理が施されているので塩化ビニール製の物より耐久性は高いです。
価格も合成樹脂製の方が高くなります。
ガルバニウム鋼鈑製
屋根材などでも近年、脚光を浴びているガルバニウム鋼鈑ですが
金属製の雨樋の中では比較的、安価で一番普及されています。
錆びに強く耐久性も高く加工しやすいのも特徴です。
塩化ビニール製の物よりデザイン性にも優れています。
銅製
銅は酸化すると深みのある青緑色に変色します。
もともと耐久性は高いのですが、最近では酸性雨の影響で15~20年程で
雨樋に小さな穴が開いてしまったりする事もあるようです。
価格も高額なのであまり一般家庭では使用されませんが、銅製の雨樋は
風格のある純和風なお宅にぴったりです。
アルミ製
アルミは雨水で錆びないのが最大の特徴です。
161mまで長さも調整できるのでつなぎ目もありません。
そのため、たわみや反りも発生しにくくなっています。
塩化ビニール製の物に比べると太陽光での劣化も1/3程と言われています。
しかし価格が高くあまり使用されることがなく、ほとんど取り扱いがないのがデメリットです。
ステンレス製
アルミ製と同様に錆びないのが特徴です。
内側から雨樋を繋げることでつなぎ目も目立ちにくく耐久年数も長いです。
そのためメンテナンスもあまり必要がないためビルの雨樋などで使用される事が多いです。
アルミよりは安価ですがやはり価格は高めになります。