
瓦、カラーベスト、金属...3つの屋根材の中で断熱性が1番高いのは??

今回は瓦、カラーベスト、金属と3種類の屋根材を比較して
断熱性が1番、優れているのはどの屋根材なのかをご紹介していきます。
なぜ屋根材によって断熱性が変わってくるのかというと
実はそこには『通気層』が大きく関係してきます。
部材が密着している場所からは熱伝導によって熱が侵入します。
逆にそこに隙間があれば通気層ができるので熱伝導によって侵入する熱が
大幅に減ります。
金属屋根

トタン屋根やガルバニウム、ステンレス屋根など
様々な種類のある金属屋根ですが、どの種類も
断熱性に優れているとは言えません。
皆さんもお分かりだとは思いますが
金属は熱伝導率が高いのが特徴です。
最近では断熱材を挟み込んで施工する方法も
増えてきましたが金属屋根の下に使用する断熱材は
通常の物よりかなり薄いのであまり効果は
期待できません。
カラーベスト屋根
コロニアルや化粧スレートとも呼ばれる
カラーベスト屋根です。軽量性やコストの安さから
人気になり現在では日本の屋根の大半が
このタイプです。
しかし断熱性は他の屋根材に比べ劣ります。
屋根の下地材(野地板+ルーフィング)にそって
べったりと密着させて葺いていくので熱が直接的に
住宅の内部に入ってしまいます。

瓦屋根

最後に瓦屋根の断熱性能についてお話しします。
屋根材で最も断熱性能が高いのは瓦屋根です。
粘土瓦葺きの屋根は金属やカラーベスト屋根とは違い
形状から下地材と瓦の間に隙間ができます。
よって下地材と密着していないので熱伝導による
熱の侵入が少なくなります。
また通気工法を施すとさらに断熱性能が上がります。
まとめ
今回は3種類の屋根材の断熱性についてお話ししました。
ご覧になっていただいてお分かりかと思いますが、この3種類の屋根材の中では
瓦屋根が一番、断熱性に優れてるいます。
ぜひご参考にしてみてください。