瓦屋根の点検とメンテナンスの必要性について
現在ではデザイン性の高い屋根も増えてきていますが、日本家屋の象徴とも言える
瓦屋根のお宅も多くあります。
瓦屋根の瓦は、高温で焼き上げた陶器なので色褪せもせず強度も高いという
メリットがあります。
そのため瓦はメンテナンスもほとんどいらないのですが瓦屋根に関しては
定期的な点検やメンテナンスが必要になります。
瓦自体には強度があるんですが台風や強風で瓦がズレたり割れたりしてしまい
その部分から水がしみこむ可能性があるからです。
瓦屋根の修繕チェックポイントをご紹介するのでぜひご自身でチェックしてみてください。
・瓦のチェック
瓦のヒビ、割れ、欠けなどがないかチェックしましょう。
台風などの強風の後は飛来物がぶつかったり、地震により
ひび割れや瓦のクギが浮いてしまう事もあります。
瓦に生えた苔も要注意です。水が入り込んでいる場合があります。
・棟瓦のチェック
屋根の頂上部分の瓦を棟瓦と言います。
この部分は真っすぐでないといけないのです。
少しでも歪んでいてそのままにしておくと、どんどん歪んでしまい
最悪の場合崩れてしまうこともあります。
合わせて棟瓦部分の漆喰も崩れがないかもチェックしましょう。
・瓦のズレ、外れのチェック
瓦が割れなくても台風や強風で瓦自体が動いてしまうことがあります。
ずれてしまったり外れてしまった場合、そこから雨水が入ると雨漏りの
原因になってしまうこともあります。
・漆喰のチェック
漆喰は地震や強風で崩れることもありますが、劣化により崩れたり剥がれたり
してしまう事もあります。
家の周りを歩てみてコンクリートの塊のような物が落ちていたら
漆喰が剥がれ落ちてしまった可能性があります。
・全体的な瓦のチェック
瓦一枚一枚に問題がなくても全体的にずれたり歪んだりしている場合があります。
屋根の写真を最初に撮っておくと後で問題が生じたときに
見比べることができるので便利ですね。
今回は瓦屋根について普段の生活の中で少し気にかけて
チェックしておくと良い箇所をご紹介しました。
みなさん、ぜひ参考にしてみてください。
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