瓦の生産地、特徴、種類について!!
粘土を材料とした焼き物の瓦の事を『日本瓦』と言います。そんな日本瓦には
2つの種類があり、そのまま窯で焼く素焼き瓦と瓦に釉薬(うわぐすり)を塗ってから焼く
釉薬瓦(ゆうやくがわら)の2種類があります。
日本瓦というと、とても和風なイメージを持たれると思いますが、現在では洋風の日本瓦も作られています。
今回はそんな瓦屋根の種類や生産地や特徴などをご紹介していきます。
・強度が高い
高温で焼かれているので、衝撃にも強い。
・耐久性が高い
竜巻や台風などの影響で割れたりしなければ耐久年数が100年以上と言われている。
・メンテナンス不要
表面を塗装処理されていないので塗装のメンテナンスが不要。
昔の日本ではほとんどのお宅の屋根材に瓦を使用していましたが、近年は色々な屋根材があり
以前ほど瓦の需要がなくなってきたため、全国で生産されていた瓦も現在では3つの産地での製造が主流となりました。
『三州瓦』
愛知県西三河地方などで生産されていて、全国で1番の普及率を誇っています。
1000℃以上で焼成する三州瓦は和瓦(J形)、洋風瓦(F形)、S型など
様々形状の瓦があります。
いぶし瓦や陶器瓦も生産されています。
・高温焼成のため、強度が高い。
・不燃材のため燃えにくい。
・断熱、遮熱効果も高く通気性が良い。
・高い耐震性能を持っている。
・優れた遮音性。
・凍結しにくいので寒い地域でも長持ちする。
・夏は涼しく、冬は暖かい。
『石州瓦』
島根県西部で生産される瓦です。約400年前から生産されている赤い日本瓦です。
・凍りにくく吸水率が低い。
・水を通さない防水性。
・海の近くで生産されたので塩害に強い。
・耐震性能が高い。
・燃えない粘土瓦を使用している。
・腐食による変色、酸性雨、アルカリに強い。
・強度がとても高い。
・断熱性、耐久性が良い。
『淡路瓦』
兵庫県淡路島で生産されている瓦です。最大の特徴はなめ土という日本瓦に適した粘土を使用しています。
・震度7の激震にも耐えられる耐震性。
・退色、変色にも強い耐劣化性能。
・1000℃以上の焼成により高い耐火性。
・ガラス質なので水をはじき防水性能も良い。
・耐熱、断熱性に優れている。
・積雪などにも強い耐圧性能。
・色味や質感に定評がある美しさ。
・通気、換気性能も高い。
今回は『日本瓦』の特徴や種類についてお話ししました。
瓦は産地によって特徴や色も違うんですね。ぜひご参考にしてみてください。
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