陸屋根の雨漏りする原因について
・防水シートの劣化
陸屋根は三角屋根のように雨水を落としやすい構造になっていないため、湿っている時間が長くなります。
防水素材が湿っている時間が長ければ長いほど劣化が進んでしまいます。
そうなると機能性を失い、雨漏りの原因となります。
・排水口のつまり
排水口にはゴミや虫の死骸などが詰まってしまい、それが原因で屋上に水が溜まってしまうケースがあります。
そうすると雨漏りの原因になってしまうのです。
・パラペットの天板の劣化
パラペットとは陸屋根の端部から立ち上げられている壁のことを言います。
そしてパラペットの上部には天坂と呼ばれる部分があり、パラペットの痛み防止の役割があります。
痛みを防ぐ分、強風や雨にも晒されやすいので雨漏りがしやすいのです。
次に陸屋根の雨漏り対策についてです。
陸屋根の雨漏り対策に関しては防水加工をすることが絶対です。
3つの塗装方法があります。
・塗膜防水
防水機能を備えた塗料を塗り、硬化したゴム状にさせて防水層を作ることです。
これには2種類あります。
ウレタン防水工事とFRP防水工事です。
ウレタン防水工事は、液状のウレタン樹脂を数回塗布する方法です。
FRP防水工事はガラス繊維が含まれているプラスチック塗料を塗って雨漏りを防ぐ方法です。
・シート防水
2~3mmの厚さのシート状の防水材を張り合わせて防水層を作る工事のことを言います。
・アスファルト防水
アスファルトを染み込ませた合成繊維のシートを重ねながら貼っていき、更にアスファルトを塗っていく工法です。