瓦屋根の葺き直し工事について
今回は瓦屋根の
葺き直し工事について工事方法や特徴、メリット・デメリットについてもお話ししていこうと思います。
似た言葉の工事で葺き替え工事とありますが何が違うの?
と思われる方も少なくないと思います。
葺き直しと葺き替えの違いについてもお答えします。
瓦屋根の寿命は50~60年と言われているのになぜ葺き直しが必要なのか?
それは瓦自体の寿命はとても長いが瓦の周りに使われている防水紙や漆喰、建材などの寿命はそこまで長くないのです。
下地を新しいものに変えて既存の瓦を戻す事を
葺き直し工事と言います。下地も交換してなおかつ新しい屋根材に交換することを
葺き替え工事と言います。
1.瓦の撤去...既存の瓦を一時的に撤去します。再度利用するので丁寧に扱います。
2.土の撤去...古い工法で施工した屋根は土葺きになっているので瓦の下の土を撤去します。
3.下地や野地板の補修やメンテナンス...野地板や谷樋の交換や修理をします。
4.防水紙を敷き桟木を設置...現在は土葺きではなくから葺き工法です。土の代わりに瓦桟木を設置します。
土を使わないので元々の屋根の総重量が約半分くらいになります。
5.瓦の葺き直し...元々使用していた瓦を葺きなおしていきます。
6.漆喰の詰め直し...瓦を戻していきながら棟瓦に漆喰を詰めていきます。
葺き直し工事完了となります。
・費用を抑えることができる。
・葺き替え工事並の耐久性を得ることができる。
・屋根の部分的工事が可能。
・強度を高めることができる。
・立地条件に左右されにくい。
・瓦が割れていたり部分的に交換の際、同じ物が手に入らない可能性がある。
・工事後も工事前と見た目が変わらない。
・元々、から葺きだった場合は屋根の重量が変わらない。
今回は瓦屋根の葺き直し工事についてお話ししました。
瓦を再利用するので環境にも負担をかけずエコですね。
葺き直しや葺き替えをお考えの方、屋根のことでお悩みの方は
街の屋根やさん びわ湖大橋店までお気軽にご相談ください。
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