高島市にある瓦屋根の葺替え完了
瓦屋根の大棟は鬼瓦がとても重く、番線で固定し、コーキングで仕舞をしました。 大棟の役割りは、雨水が屋根に侵入することを防ぐことと屋根を飾るシンボル的な存在となっていることを高島市などの皆様に知って欲しいです。
鬼瓦は大棟の端っこに配置することで、飾りや厄除けといった役割りがあります。
瓦屋根に配置した重い鬼瓦はずれてしまうと大変なことになるので、番線と呼ばれる針金を使ってしっかり固定します。
コーキング材を瓦屋根に充填することで、雨水が屋根内に侵入することを防止できます。
コーキング材のカートリッジをコーキングガンに取り付けて、コーキング材を瓦屋根に充填しました。
平面部は墨を出して葺いたのでビシッと一直線に葺けていますね。 瓦を一直線に真っ直ぐ葺替えることで、見た目に美しくなるだけではなく、瓦屋根に飛来物が当たったり、雪が落ちたりして瓦が少しでもずれてしまっても、すぐに発見できるメリットがあります。
瓦屋根にある軒先の瓦は特徴的だったので、流用して
葺替えを行いました。
瓦にもよりますが、50~70年程度の耐用年数がありますので、貴重な瓦は再利用することで、後世に貴重なものを伝えることができます。
瓦屋根に使う瓦は優れた屋根材で、他の屋根材と比べ耐用年数が長い上、優れた断熱性を発揮することを高島市などの皆様に知って欲しいです。
既存のままだともちが悪いと考えたので屋根躯体に直接ビスで止めて葺替えを行いました。 昔の瓦屋根は、全ての瓦を固定せずに、大きな地震が発生すると、わざと瓦を落下させて、建物の崩壊を防止しました。一方、現代の瓦屋根の住宅は耐震性が向上しているため、瓦を固定して、強い風で落下しないようにしていることを高島市などの皆様に知って欲しいです。
現代の瓦屋根には軽い瓦を使うことが多く、住宅に負担をかけないようになっています。
紹介したように、高島市にある瓦屋根の葺替えを無事完了することができて安堵しました。
瓦屋根の雨漏りは、住んでいる方にとっては、普段の生活を脅かす大きな問題です。
瓦屋根の雨漏りが軽度だと思い放置してしまうと、雨に濡れた構造部材が腐ってしまったり、白アリが発生しまったりして、大きな地震があった場合、住宅が倒壊する恐れがあるので、十分注意して下さい。
瓦屋根の葺き替えを行う事で、普段できない屋根の中の点検も行えるので、雨漏りを完全に止めることができるのでおすすめです。
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