では、屋根通気工法でリフォームする時のポイントをお話しします。
その1. 空気の流れを自分で確認する事
屋根通気工法は、垂木と呼ばれる細い木材を一定間隔で並べてその上に屋根材を設置します。
垂木と垂木の間の部分を通気層にするため、屋根材を張る前の垂木が露出している時であれば
給気から排気までの空気の流れを目視する事ができます。
その2. 通気層と合わせて断熱材を使う
断熱材は屋根と下地の間に挟むため、屋根の全面リフォームに合わせないと設置できません。
屋根通気工法による屋根リフォームに合わせて断熱材を使う事で、より高い断熱性が得られます。
葺き替えやカバー工法など屋根の全面リフォームの際は、屋根通気工法と合わせて断熱材を
仕様する事をオススメします。
その3. 棟からの漏水に注意する
通気層を流れる空気の出口となる棟の排気口は納まりが複雑になるため、漏水リスクが高い部位です。
漏水対策として、シーリングや板金(金属板の加工)があります。