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鋸屋根について
鋸屋根は片流れが連なっている形状のことをいいます。
その形状から連続的に立ち上がり壁に採光をとるための窓や開口を儲けることが出来るようになっているため、鋸屋根は工場などに採用されているので、住宅地ではあまり見かけることがなく、認知度も低くて当然というわけです。
構造として工場に多く採用されている理由は、鋸屋根の切り立った北側の天窓から挿す太陽の光は、一日中安定した明るさを確保出来ることから、工場で作業をするのにとても適しているからです。
それに日本で鋸屋根が有名なのは桐生市で、桐生市は全国有数の絹織物の名産地としても知られています。
鋸屋根には織機の騒音を抑える効果もあり、まさに工場に最適の屋根ということが出来ます!
桐生市の工場は明治時代たくさん建てられており、今でも約200棟が残っていて桐生市は別名「鋸屋根の街」とも呼ばれています。