●塗装のポイント既存状態の判断は塗装の品質を左右するため既存屋根の調査を行って適切な判断をすることが重要です。
既存調査の際は施工業社に頼るのではなく、新築時のハウスメーカーや設計事務所に相談してみるのも
一つの手段です。
塗装は塗料グレードに応じた塗り回数や工法があります。
見積時にどのような種類の塗装で、何回塗りで計上しているかなど事前に確認するようにしましょう。
●カバー工法のポイント
カバー工法の最大のポイントは既存屋根の上にどのように固定するかです。
シート防水のカバー工法であれば一定ピッチで固定する『機械式固定』が一般的です。
固定ピッチは風圧計算で決めるため、施工業者が計算に基づき施工できているかが重要です。
●葺き替えのポイント
葺き替えを採用する理由にカバー工法ができないくらい既存状態が悪いことが挙げられます。
葺き替えでは屋根を支える木材も状態が悪くなっていることを想定して
既存下地の状態確認をする必要があります。
既存屋根を撤去した際に垂木(屋根を支える細い木材)や束(梁を支える小さな柱)などに
激しい劣化がないか確認しましょう。