●地盤まず地盤(敷地)に関しては、固くしっかりとした物を選ぶ事が基本になります。
地盤の強さについては、役所のハザードマップ・地盤情報システムなどで調べる事ができます。
軟弱地盤や液状化がある場合は、地盤改良工事が必要になります。
●基礎
基礎は直接基礎と地中に杭を打ち込む杭基礎に分けられています。
更に直接基礎には1階の壁の下に沿って配置する布基礎、建物全体の底一面を支えるベタ基礎があります。
土地の形状や地盤の状態、地盤改良の必要性、建物の階層などの条件に合わせて
どの基礎を採用するのか決めます。建築済みの住まいに関しては、これらの条件に適した
基礎になっているかをチェックします。
●建物の形状
平面図で住まい全体の形を見た時、外周の線が長方形に近いシンプルな形になっていると
ねじれるような振動にも耐えられやすいとされています。
●構造
柱や梁などの構造材には太くて腐食しにくいものを使用して、結合部分は金物で
しっかりと固定する。2階以上の建物に使用する隅柱は、必ず土台から一番上の棟まで
通った通し柱にすること。
●耐力壁
建物全体に筋交い入りの耐力壁をバランスよく十分に配置したいのですが
2階建て以上の建物の場合は、上下階で耐力壁の位置を揃えます。
隅角部には開口を設けないようにしましょう。
●屋根と外壁
上から平面的に見た屋根の形は出来るだけ凹凸の少ない形にしましょう。
そして屋根と外壁は軽いものにします。
●湿気・シロアリ対策
湿気が住まいの中に溜まってしまうと、柱や土台などが腐食してシロアリが発生しやすく
なってしまいます。構造部などに腐食やシロアリの被害があると、建物の強度が落ちてしまう為
対策も重要になります。水廻りや床下、基礎には換気口を設けて屋根裏や壁の内部にも風が
通るようにしておくと良いです。
また定期的に腐食やシロアリの発生を防ぐために薬品ので塗布などを行います。
●内装と収納
建物内部の壁・天井の仕上げは地震の揺れなどで剥落しないように仕上げます。
転倒した家具によって下敷きになったりしないように家具はしっかりと固定しましょう。
また中身が飛び出したりしないように扉は引違戸などで揺れても開かないようにします。