全ての瓦はメンテナンスフリーだと思って、放置している方はいませんか?
まず、ご自分の家に使っている瓦屋根は塗り替えが必要かどうかを把握することは重要です。
いわゆる和瓦は、土を素材に使った粘度を成形して焼き上げている屋根材です。
和瓦の中には、釉薬を使って焼き上げた釉薬瓦、焼き上げた後に燻したいぶし瓦、そのまま焼き上げた素焼き瓦などがあります。
これらの和瓦は、塗料が塗られていないので、塗り替えは必要ありません。
一方、セメント瓦やモニエル瓦といった屋根材には、主成分がセメントなので、雨水などが浸透しないように塗装で保護ざれています。
塗装は経年劣化するので塗り替えが必要です。
塗装が傷んで雨水が浸透しはじめると、セメントの成分であるカルシウムが流れ出してしまいます。
カルシウムが流れ出た瓦は、スカスカになってしまいちょっとした衝撃で割れてしまうことがあるので注意が必要です。