カバー工法の施工手順について
カバー工法の施工手順について解説していきます。
まずカバー工法を行うにあたって最初に行うこととしましては足場の組み立てを行うこととなっています。
足場は必ず必要なものとなっており、安全を確保する必要があります。
足場を組み立てるのが終わったら棟板金の撤去作業へと移ります。
屋根の頂点部分のことを棟と言い、棟板金は棟に取り付けられている板のことを指しています。
棟板金は釘で止められていることがほとんどなので釘を抜いて外します。
そして棟板金の下地を取り外します。
棟下地と貫板と呼ばれている棟番機の下にある下地の取り外しに成功しましたら、雨止め金具を切断します。
軒先には雨止め金具が付けられていることが多く、カバー工法を行う際にとても邪魔になってしまうので切断しなくてはいけないのです。
そうしたら次に防水シートを敷き詰める作業へと移っていきます。
軒先から棟へとめがけて防水シートを敷き詰めていきます。
防水シートとは屋根からの雨漏りを防ぐためには欠かせない存在となっており、屋根カバー工法を行う際の最大の目的がこの防水シートを新しく張り替えるということになっています。
そうしましたら釘で防水シートを張り付けていきます。
次に軒先とケラバに板金を取り付ける作業へと移っていきます。
取り付けが完了しましたら金属屋根を持ち運んでいきます。
金属屋根を屋根設置部分までもって運ぶのはとても重労働ですし、慣れている人行わないととても大変な作業となっているので注意が必要になっています。
運びましたら金属屋根を設置する作業へと移っていきます。
屋根材の種類に関してはとても豊富に存在しているのが現状なので、自分が選んだ屋根材に合っている屋根の取り付け方法で対応するようにしましょう。
そして次に棟板金の仕上げに取り掛かっていきます。
金属屋根を張り替えたら棟板金の下地を取り付けていきます。
そして棟板金の取り付けが完了しましたら、換気棟を取り付けていきます。
屋根のカバー工法を行うのであれば、必ずといっても良いほど換気棟を取り付けをおすすめしています。
何故かと言いますと換気棟を設置することによって、屋根裏にこもってしまう熱や湿気などを外へ排出してくれるので室内を常に快適な状態へとすることが出来ます。
結果的に快適性・断熱性・耐久性が向上するのでメリット尽くしとなっています。
次に壁際に雨押え板金と呼ばれている部材を取り付けます。
そして最後にシーリングによる部分仕上げを行っていきます。
雨漏りが起きやすい部分というのは大体決まっていますので、その部分への代表的な処置としましてシーリングによる止水処置があります。
屋根と板金の隙間にシーリング材をなじませて仕上げは完了となり、施工はこれにて終了となっています。