スレート屋根のカバー工法とは既存のスレート屋根を剥がすこと無く、新しい屋根材(ガルバリウム鋼板製などの軽いもの)でスレート屋根を覆う方法です。
・撤去費用・廃棄処分費用がかからないため費用面でコストを抑えることが出来る
屋根カバー工法は既存屋根材を残したまま、施工するため屋根材の撤去や廃棄処分時にかかる費用がかかりません。
その分費用を抑えることが出来ます。
・屋根の断熱性・防音性・防水性が高まる
断熱性のある新しい屋根材を使うことで屋根の断熱効果が高まります。
それに二重構造になるため、防音性や防水性も高まるのです。
・アスベストの発散リスクが低い
アスベストの入った屋根材を解体・撤去する場合は飛散リスクがあります。
ですがカバー工法は解体工事を行わないのでそのリスクを低くする事が可能です。
・工事期間が短い
カバー工法は解体や撤去がないため、工事期間が比較的に短く済むことがあります。
カバー工法のデメリットについて
・屋根が重い
屋根材が二重になるためその分重くなってしまいます。
屋根が重くなれば重くなるほど住宅への負担は大きくなり、耐震性も低くなってしまいます。
・劣化が激しい場合は向いていない
既存の屋根材がひどく劣化している場合は、屋根カバー工法で施工することが出来ない可能性があります。
・10年後またメンテナンスが必要になる
今回はカバー工法で費用を抑えることに成功したとしても、10年後にガルバリウム鋼板のメンテナンスがやってきます。
その際に費用がかかってしまう可能性まで含めて考える必要性があります。