■屋根通気工法の特徴屋根通気工法は、屋根材と下地の間に30㎜程度の隙間(通気層)を確保し
空気の通り道をつくる工法です。
通気層を流れる空気が軒裏の給気口から入り、棟の排気口からでていくことで
屋根内部の通気性が良くなる仕組みです。
屋根材と下地の間に隙間がない『直張り』の場合、屋根の内部で生じる結露や湿気によって
断熱材や小屋組が腐食する恐れがあります。
また通気工法では、屋根内部の結露や湿気を滞留させることなく外に出すことができるため
下地や小屋組みの腐食を防ぐことができます。
■屋根通気工法の効果
屋根通気工法の主な効果は、『夏場の暑さを軽減できる、雨音を軽減できる』の2点です。
屋根リフォームを検討する理由のひとつとして夏場の暑さ対策のために
断熱性を向上したいと考えるという人もいるでしょう。
屋根通気工法は、通気層を流れる空気自体の断熱性により屋根面の熱気が室内に伝わりにくい効果が
あるため、夏場の暑さ対策として効果があります。
屋根通気候補王による暑さ軽減効果は、通気層に加えて断熱材を使うとより高くなります。
夏場の暑さが気になる人は屋根通気工法に加えて断熱材を使うと良いでしょう。
屋根通気工法は雨音を軽減できる効果もあります。
通気層を流れる空気により音が遮断されるため、屋根面の雨音が室内に伝わりにくくなります。