瓦は、大きく粘土瓦とセメント瓦・コンクリート瓦に分けられることはご存じでしょうか?
どちらの瓦が扱われているかを事前に知っていることで、屋根修理を行う際に業者との話し合いがスムーズです。
・粘土瓦について
粘土瓦は自然にある土を練って粘土してから成形して高温に焼き上げて仕上げます。
粘土瓦の中にも、釉薬瓦と無釉薬瓦があります。
特に釉薬瓦には、ガラス質の釉薬が塗ることで、様々な色やツヤが表現できるメリットがあります。
優れた耐水性を誇り、色あせもしにくいので、耐用年数は50~60年となっており、半永久的に使える屋根材といわれております。
無釉薬瓦は、釉薬を塗らずに焼き上げられた瓦のことで、いぶし瓦をはじめ、素焼き瓦、錬込瓦、窯変瓦といった種類があります。
釜の中でいぶすことで黒から銀の色味が美しいいぶし瓦や素焼き瓦がよく使われており、耐用年数は30~60年があります。
このようなことから、屋根修理で粘土瓦を修理することは少ないことについて高島市をはじめ多くの方に知って欲しいです。
・セメント瓦・コンクリート瓦について
セメント瓦・コンクリート瓦は、セメントや水、砂が主成分の屋根材で、セメントに顔料を混ぜて着色する商品もあります。
セメント瓦・コンクリート瓦は、粘土瓦より色やデザインが豊富なので、洋風の家に使われていることが多いです。
ただ、屋根自体が重くなり家の耐震性への影響が大きく、粘土瓦より耐用年数は短く20~40年となっています。
このようにセメント瓦・コンクリート瓦は粘土瓦と異なり、耐用年数が短いことについて高島市をはじめ多くの方に知って欲しいです。