なるべく暗めの色を選ぶ屋根は直射日光を浴びます。ですので色褪せや雨水による汚れの付着が
明るい色だと目立ちやすくなってしまいます。
特に定期的にメンテナンスの予定がない場合などはなるべく暗めの色を選ぶことで
落ち着いた印象を継続できます。
遮熱効果について考える
直射日光が当たる部屋なので、明るい色の方が熱を吸収せず遮熱効果が高いため
室内温度が低くなります。
そんな明るい屋根は対候率が低いと同時に屋根の反射率が隣家へ差し込み
トラブルになるケースもあります。
近隣住宅への反射率の影響については事前に検討しておきましょう。
最近では遮熱効果が高く汚れも目立ちにくいグレーの屋根が人気です。
外壁等の付帯部分の色とのバランスも考える
屋根の塗装は外壁や付帯部分の色とのバランスも大切になります。
バランスを考えずにバラバラの色を塗ってしまうと落ち着かない雰囲気の家に
なってしまう可能性があります。
あわせて周辺の街並みと雰囲気を合わせる事も非常に重要になります。
いくらご自分の家だからといってあまりにも派手な色や奇抜な色にすると
景観を崩してしまい近隣からクレームが出てしまうかもしれません。
景観ガイドラインというも物が地域や自治体によってありますので
事前に確認しておきましょう。
面積効果に注意する
人間の目の錯覚のひとつに面積効果があります。
面積の大小により同じ物でも異なるように見えてしまう現象です。
明るい色は小さい面積で見るよりも大きい面積で見た方がより明るく見えます。
逆に暗い色は小さい面積で見た時よりも大きい面積で見た方がより暗く見えます。