三州瓦には500年以上の歴史がある名品です。三河国(三州)は現在の愛知県東半部に位置します。この地方には瓦に適した粘土が採れる矢作川の三角州があったため、三州瓦が作られるようになりました。
更に、トラックなどの運送手段が無かった時代、重い瓦を運搬するために矢作川の船便が利用できるメリットも後押しすることになります。矢作川の三角州から採れた粘土は三河粘土といわれています。この粘土はカオリンが多く含まれ、きめが細かいため、三州瓦は他の瓦と比較して表面がとても美しく仕上がるので人気となりました。
瓦に適した三河粘土があっての三州瓦ですが、近年では採取する場所は、都市化が進み少なくなっているそうです。三河粘土を確保するためにリサイクルも行っている話を聞きます。また、デザインや焼成する条件を変えることで、強く薄い瓦をも登場しました。瓦屋根に興味を持たれた方は、街の屋根やさん びわ湖大橋店までお気軽にご相談ください。お問い合わせはメールまたは電話でお待ちしております。